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診断と治療

男性不妊治療(造精機能障害)

男性不妊治療(造精機能障害)

造精機能障害とは、精子を作り出す機能に何らかの問題があり、精子をうまく作れない状態を指します。造精機能障害には大きな2つのタイプがあり、精液の中に精子はいるけれど、その数が少ない状態を「乏精子症」、精子の数は正常にあるけれど、製造された精子の運動率が悪い状態を「精子無力症」といいます。

フローチャート

造精機能障害(乏精子症および精子無力症)

精索静脈瘤

精索静脈瘤

精巣周辺の陰嚢部に発達した静脈瘤(静脈の拡張したこぶ)を「精索静脈瘤」といいます。精索静脈瘤ができると精巣温度が上昇したり、血流障害を起こすことから、精巣の発育不全などを引き起こし、精子の質が悪くなったり、精巣萎縮が発生したりします。

治療法

精索静脈瘤の治療には、日帰り手術を行います。自費で手術を行う病院も多いですが、当クリニックは、英ウィメンズクリニックの設備を共用することで費用を抑え、保険適応の治療として取り扱うことを可能にしています。自費での手術に比べると、5分の1程度の費用で手術が可能です。

ホルモン異常

脳の下垂体という部分の機能が低下することにより、男性ホルモンや下垂体ホルモンの分泌量が少なくなり「乏精子症」や「精子無力症」などの症状が現れるケースです。

治療法

男性ホルモンや下垂体ホルモンを補うために、まず、ホルモン剤を内服して治療を進めます。内服で効果が見られない重度の場合は、ホルモン剤の注射投与を行います。

原因不明

造精機能障害は、その半分以上が原因不明です。加齢が原因の場合や生活習慣などが原因として考えられます。

治療法

ビタミン剤や漢方剤などを用いた体質改善が主な治療となります。また、疲労、ストレス、喫煙、飲酒、メタボなど、生活習慣が原因となることも多いため、これらを改善するための生活指導も行います。

初診のご案内

当クリニックでの診察をご希望される方は、ホームページの予約フォーム、またはお電話にて初回来院日をご予約ください。当日の予約も可能です。