治療と診療

男性不妊治療(性機能障害)

男性不妊治療(性機能障害)

性機能障害とは、勃起や射精がうまくいかないことにより、性行為への関心や能力が阻害された状態を指します。性機能にかかわる問題は恥ずかしさもあり、なかなか医療機関に相談できない方も多いと思います。当クリニックは男性への治療が専門であり、男性の専門医師が診察にあたりますので、性機能障害に関しても安心してご相談いただけます。

フローチャート

勃起障害(ED)

  • 心理的要因

    不妊治療を始めて、女性の排卵期に合わせて性交渉を行う「タイミング法」を実践する中で、精神的なプレッシャーから勃起障害を引き起こす場合や、うつ病などの精神的な病を抱えていることが原因で勃起障害を併発するパターンなどがみられます。

    治療法

    精神的な疾患がある場合は、精神科と連携しながら、精神面および性機能面の両面から治療にあたります。その他の心理的要因の場合は、薬物治療をメインとしながら、できるだけストレスを感じないための性交渉のタイミングなど、心理的なサポートも行います。

  • 身体的要因

    勃起は性的刺激により陰茎海綿体の動脈が拡がり、陰茎に血液が流れ込んで起こります。糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病にかかると、末端の血流が悪くなり、陰茎に十分な血液が流れ込まなくなるため、勃起が起こりません。このような状態が、身体的要因による勃起障害です。

    治療法

    生活習慣病の改善が必要なため、内科と連携しながら薬物治療を行うとともに、生活習慣を改善するための生活指導を行います。生活習慣病は勃起そのものに障害を起こすだけではなく、精子のDNA損傷や精子数および運動量の減少など、不妊を引き起こすさまざまな原因となりますので、しっかりと改善する必要があります。

射精障害

  • 逆行性射精

    射精時には閉じてあるはずの内尿道口が開いたままになってしまうことから、精液が膀胱内に逆流する障害です。糖尿病や高血圧の方が服用する薬の影響で発症する場合や、前立腺の手術の後遺症による場合などがありますが、原因不明の場合も多々みられる症状です。

    治療法

    近年の研究報告により、本来、うつ病の治療に使用される精神神経系の薬剤である「アモキサピン」が逆行性射精に効果的と報告されています。当クリニックでは、まずはアモキサピンを服用して治療にあたり、それでも効果が出ない場合には、射精後の尿を採取し、そこから精子を分離して体外受精を行うなどの治療を行います。

  • 膣内射精障害

    膣内射精障害とは、マスターベーションでは射精できるのに、「性交時、膣内に射精できない」状態をいいます。不妊治療のタイミング法など義務的な性行為がきっかけで発症する場合もありますし、マスターベーションのやり方に問題があることもあります。

    治療法

    当クリニックでは、刺激の違う5つのカップを段階的に使用することで、男性機能をトレーニングする「メンズトレーニングカップ」を使用して治療を行います。強い刺激のカップからスタートし、徐々にソフトな刺激のカップでマスターベーションを行うことで、弱い刺激に慣れさせていく治療法で、高い効果が見込めます。

包茎手術

男性はある一定の年齢になると、包茎(ペニス)先端部の皮膚、すなわち陰茎皮膚が陰茎の付け根の方へ後退して亀頭が露出するようになります。しかし、何らかの原因で大人になっても包皮が亀頭を覆ったままの状態であることを「包茎」といいます。

包茎手術について

「包茎」には、仮性包茎、真性包茎、カントン包茎の3種類があり、状態も症状もそれぞれ異なります。日本人男性の約7割は仮性包茎だといわれており、この場合はどうしても不快な症状がある場合を除き、手術は不要です。

一方、包皮口が非常に狭い、または亀頭と包皮が癒着を起こしており勃起時も亀頭が露出しない「真性包茎」の場合は、勃起時に痛みを伴うなど、性交渉に影響し不妊につながることから、積極的に手術を行っています。また狭い包皮口によって亀頭を締め付けてしまう「嵌頓包茎」の場合は、放置すると亀頭が壊死する原因となってしまうことから緊急手術の適応となります。

泌尿器科専門医による手術のため包茎手術後の合併症リスクは低く、安心して手術を受けていただくことができます。

初診のご案内

当クリニックでの診察をご希望される方は、ホームページの予約フォーム、またはお電話にて初回来院日をご予約ください。当日の予約も可能です。