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男性不妊情報

精子の質と顕微授精 その1

顕微授精とは、射出された精液から精子を選んで卵子に注入することによって受精させる技術であり、理論的には精子が1個でもあれば妊娠は可能です。

 

 

しかしながら、受精はしてもその後なかなか分割がすすまず胚盤胞まで到達しない、

移植しても着床しないといった方もいらっしゃいます。

一般的に女性の年齢が上がると卵子の質が低下して妊娠しにくくなると言われており、実際に臨床でもそのような傾向を認めます。

ここで忘れられがちなのが、精子の質についてです。

 

では、顕微授精に際しての「精子の質」とはどのようなものなのでしょうか。

 

次回はそのお話をしたいと思います。

 

以前の記事もご参照ください。

精索静脈瘤の病態と治療法について

顕微鏡下精索静脈瘤手術が保険適応になりました。

アルコールは精子に悪い?

喫煙は実際にどれくらい精子に悪い?

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(文責:医師部門 江夏徳寿、理事長 塩谷雅英)

参考情報