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男性でも測っておいた方がいい?風疹抗体について~風疹にかかるのは男性が多い

最近関東の方で風疹が流行しています。

 

そもそも風疹ってどんな病気か今ひとつイメージがわかない方も多いと思いますが、風疹に罹患した場合は全身性の発疹、発熱、頚部リンパ節腫脹などの症状が出ます。

風疹は、大人がかかっても死ぬことはない病気ではありますが、妊婦さんがかかると胎児に重篤な障害を引き起こす可能性があるのが問題となります。

 

これは先天性風疹症候群と呼ばれ先天性心疾患、難聴、白内障を3大症状としており、いずれも重篤な症状であるため避けれるものなら絶対に避けたいところです。

 

これはワクチンを打っておけば、ほぼ100%避けられる病気であるため、まずは検査をお勧めします。

 

さて、表題にある男性でも測っておいた方が良いか?についてですが、実は現在の風疹患者さんの約8割は男性で主に30~40代と報告されています。

 

この世代は予防接種を受けておらず、罹患率が高い要因となっています。

 

ちなみに、男性で予防接種を受けている世代は1981年4月2日生まれ以降です。

 

風疹はインフルエンザなどと同様に飛沫感染といって、咳などでうつる病気ですので、特に妊活中の男性は注意が必要です。

 

 

ではどんな方がワクチン接種の対象になるのでしょう?

次回、そのお話をしたいと思います。

 

(文責:医師部門 江夏 徳寿、理事長 塩谷 雅英)

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