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男性でも測っておいた方がいい?風疹抗体について~ワクチン接種の対象は。

前回 男性でも測っておいた方がいい?風疹抗体について~風疹にかかるのは男性が多い の記事で、

 

風疹は、大人がかかっても死ぬことはない病気ではありますが、妊婦さんがかかると胎児に重篤な障害を引き起こす可能性があるのが問題となるとお話ししました。

 

先天性風疹症候群と呼ばれ先天性心疾患、難聴、白内障を3大症状としており、いずれも重篤な症状であるため避けれるものなら絶対に避けたいところです。

特に妊活中の男性は注意が必要です。

風疹はワクチンを打っておけば、ほぼ100%避けられる病気です。

 

ではどんな方がワクチン接種の対象になるのでしょう?

 

 

その方が風疹抗体を持っているかどうかを判断するためには、まず採血にて風疹抗体を測定します。

 

これが8倍未満だった場合は、免疫が無いため風疹ワクチンをお勧めします。

逆に32倍以上だった場合は免疫が十分ありますので、ワクチンは必要ありません。

 

その間の8-16倍の場合については、風疹の抗体は多少持っているので、本人がかかっても重篤化する事はありません。

ただ、罹患すると周囲の方にうつす可能性があるため、奥さんが十分な抗体を持っていない場合は接種をお勧めします。

当院では女性だけでなく、男性も抗体価を調べる事ができ、ワクチン接種にも対応しています。

心配な方は、お気軽にご相談ください。
以前の記事もご参照ください。

男性でも測っておいた方がいい?風疹抗体について~風疹にかかるのは男性が多い

 

(文責:医師部門 江夏 徳寿、理事長 塩谷 雅英)

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