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男性不妊情報

射精障害を改善するには? その2

前回「射精障害を改善するには?」でお話しした、マスターベーションでは射精できるけど、性行為の際に膣内射精ができない

という膣内射精障害についての続きです。

 

上の図のようなプッシュ法によるマスターベーションに慣れてしまうと、床の様な硬いものによる強い刺激でないと射精できなくなってしまう事があってこれが射精障害の原因になってしまう訳なのですが、このような状況を変えていくために、マスターベーションの方法から改善する必要があります。

しかしながら、いきなりスラスト法に変えてもなかなか射精できなかったり、強い握力で握りしめてしまい、結局膣内射精障害が改善できなかったりします。

 

 

そこで用いるのが、上記の様なメンズトレーニングカップです。これは獨協医科大学とTENGA社が共同開発したマスターベーション器具で、硬い刺激のハードタイプから徐々に柔らかい刺激のソフトタイプに移行していき、より弱い刺激で射精できるようにトレーニングする器具になります。
また、途中で中折れをしてしまう様な場合は勃起力を維持するためバイアグラの様な勃起補助薬を併用することもあります。
性機能に関する事はなかなか他人には相談しにくいものですが、我々プロに相談いただく事で前に進める事もありますので、是非活用していただきたいものです。
以前ににご紹介した男性不妊関するテーマの記事もご参照ください。

 

(文責:医師部門 江夏徳寿、理事長 塩谷雅英)

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