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男性不妊情報
今回は従来の胚盤胞グレードと関着床前診断の結果とは関連があるのかという疑問について調べた研究について紹介しています。
その1では、各施設の患者背景(染色体異常胚の割合、正常胚の移植率、妊娠率)について紹介しました。
では、胚盤胞のグレードと染色体正常胚の関係についてはどうでしょう。
この調査では胚盤胞のグレードを
excellent(Grade3AA以上)、
good(Grade3,4,5,6,AB and BA),
average (Grade 3,4,5,6 BB,AC and CA),
poor(Grade3BB以下)
と4群に分類して調べています。
上の表を見るとexcellentとされる良好胚盤胞では正常胚の割合が56.4%と高くなっている事が分かります。
一方poorの群では25.5%と低い水準です。
同様に、胚盤胞の成長スピードと正常胚の割合についても調べています。
Day5、Day6、Day7と進むごとに胚盤胞になるまでの成長スピードが遅いため、一般的にはDay5が最も良いと考えられていますが、意外にも正常胚の割合に差は無いという事でした。
では、着床前診断で染色体正常と診断された胚盤胞のグレードと妊娠率の関係はどうなのでしょうか。
次回はその結果とまとめをしてみたいと思います。
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(文責:医師部門 江夏 徳寿、理事長 塩谷 雅英)