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男性不妊情報
前回クラミジア感染について、男性では尿道炎、女性では子宮頚管炎を起こす事が多いと紹介しました。
(前回までの記事は下記リンクよりお読みいただけます)
今回は実際の診断と治療について説明します。
上述の様に、基本的には性器感染が多いため、診断にあたっては男性の場合は尿を、女性の場合は子宮頚管粘液を採取してクラミジアのDNAを検出するPCR法を行うのが一般的です。
この方法は菌のDNAを増幅して検出するので、かなり高い感度で診断できることが特徴です。
ただ、この検査では尿道や子宮頚管以外の感染や感染の既往については発見できません。
そのため血液検査で抗体価を測定する方法も適宜追加して行われることがあります。
次回は抗体の検査およびその解釈と治療の方法についてお話いたします。
以下のリンクもご参照ください
(文責:医師部門 江夏徳寿、理事長 塩谷雅英)