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男性不妊情報
男女で違うクラミジアの症状 その1ではクラミジアの男女での症状の違いについてお話ししました。
今回は性器以外の感染症状についても触れてみたいと思います。
意外と多いのが、クラミジア結膜炎です。これは感染性の分泌物を指で触れた状態で目の周囲を触る事に伴う感染と考えられています。
(性感染症診断・治療ガイドライン2016より抜粋)
上の写真の様にまぶたが腫れたり、目が充血する、目やにがでるなどの症状を引き起こします。
また、近年問題となっているのが咽頭感染で、オーラルセックスに伴う感染と考えられています。咽頭(口の中からのどにかけて)の粘膜が赤く腫れたりすることがありますが、一般的にはほとんと自覚症状が無いと言われており潜在的感染の温床になると言われています。
まとめますと、クラミジア感染は
・男性では尿道炎、女性では子宮頚管炎の原因となる。
・のどや目に感染したり、気づかず感染している事(女性に多い)もあるので要注意。
でした。
次回は実際の診断と治療についてお話ししたいと思います。
以下のリンクもご参照ください
(文責:医師部門 江夏徳寿、理事長 塩谷雅英)